「明日香……、あなたすごいじゃない。どの教科もほぼ満点だわ……!!」
答案用紙を見つめながら目を輝かせる母。
「うん。今回のテストは、あたしが断トツの一位だったの」
母の目がキラキラと輝く。
「そうなの?すごいわ!やっぱり明日香もお父さんとお母さんの子ね。あなたはやればできる子なのよ!!偏差値はコウちゃんの高校には劣るけど、明日香だってこの成績を保てば一流大学へ進学できるわ。そうよ。兄妹で一流大学に入学したら大したものだわ。明日香、あなたは理系が強いし、医療系の学校もいいかもしれないわ。お医者さん?それとも薬剤師?国立の医大に進学するのもいいわ」
あたしのことに対してこんなにも関心を持って饒舌(じょうぜつ)に話す母を見たのはこれが初めてかもしれない。
母の言う通り、医療系の大学もいいかもしれない。
まだ高2だし、進路なんてこれから先ゆっくり考えればいいかもしれないと悠長に考えていたけれどこれからはきちんと将来について考えよう。
あたしだってやればできる子だと母にも分かってもらえた。
これから先も、成績を維持して頑張ればいい。



