こんなに放課後が待ち遠しかったのはいつ以来だろう。
帰りのHRが終わると、愛海と千代に別れを告げて教室を飛び出す。
一刻も早く家に帰って母に結果を知らせたい。
はやる気持ちが抑えられず、いつの間にか廊下を駆け出していた。
その時、ふとトイレから出てきたカンナと新村に気が付いた。
カンナはあたしに気付くとニコッと微笑む。
「明日香ちゃん、一位おめでとう~!!カンナも赤点とらなかったしよかったぁ~!!」
「あぁ、ありがとう。じゃあね。あたし急いでるから」
チラッと横にいた新村に視線を移すと、新村が口の端をわずかに持ち上げて不敵な笑みを浮かべていた。



