イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~


もしもこれが偽の問題と解答だったとしても、あたしに害はない。


番号をカンナと交換するだけなんだから。


テスト勉強だってきちんとやったし、これはいわば保険のようなもの。


当たればいいなぐらいの気持ちしかない。


けれど、不思議と確信を持っている自分がいる。


今、あたしの手の中にある問題が明日出題される問題だという自信が……。


脇も目振らず一心不乱に問題と答えをノートに書き写す。


愛海と千代にカンナと関わったことがバレたらどうしよう……。


ううん、大丈夫。


あの二人にバレても何とでもいいわけができる。


二人を丸めこむぐらい朝飯前だ。


それにしても……


西園寺カンナ……この女……案外使えるかも。


心の中で高笑いを浮かべる。


これであたしは絶対に1位になる。1位になれる。


……――ゼッタイニ。