イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~


今朝だって、トイレに入った瞬間扉をドンドンっと叩かれた。


トイレに入っていると伝える為にトントンっと扉を叩くと、扉の外から笑い声が聞こえた。


そして、その瞬間、扉は更に激しく叩かれた。


扉を一枚隔てたところに立っている誰かがあたしを攻撃しようとしている。


そう考えると全身に鳥肌が立った。


あっち側に立っているときはこんな気持ちになるなんて想像もつかなかったのに。


いざやられる側に立つと、その卑劣な行為に怒りとともに恐怖がわきあがってきた。


「誰!?やめてよ!!」


大声で叫ぶと、『チョーうける』という声が耳に届いた。


今すぐ扉を開けて誰がこんなことをしたのか確かめなくてはいけない。


分かっているのに、いざとなると手が震えて扉を開けることができなかった。