イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~


「お兄ちゃんもお母さんも……いい加減にして。あたしだって頑張ってるのにそんな言い方酷いよ!!」


「まったく。成績が悪いのは自分のせいでしょ!!頑張ってる?頑張りが足りないから万年学年2位なんでしょ?学校でもくだらないお友達と付き合って……そんなことだから成績も悪いのよ!!」


母の怒りはあたしの成績不良に向けられた。


お兄ちゃんは怒鳴り散らす母を涼しい顔で見つめている。


『明日香ってすごいよね。学年で2位なんてなかなかとれないよ』


そう言って愛海達3人はいつもあたしを褒めてくれた。


それなのに、母はあたしが1番にならないのが気に食わないらしい。


「今度こそ……あたしが一番になるから」


ギュッと拳を握りしめる。


「口では何とでも言えるのよ。それに、コウちゃんレベルの高校と違って明日香の高校は偏差値だって大したことないんだから一番になって当然なのよ」


母の言葉に体中に湧き上がる怒り。


それはあたしの闘争心に火をつけた。