イジメ返し ~復讐の連鎖・はじまり~


「……――あ~~~!!マジムカつく!!」


ファミレスのテーブルをバンッと叩いた千代。


周りの客が何事かとこちらを見るのもお構いなしに千代はギリギリと奥歯を噛んだ。


「西園寺も新村も、あいつら調子に乗りすぎだから。つーか、担任も担任だろ!?」


千代の怒りの理由は先日のチョコ事件にある。


あの日、職員室に呼ばれたあたし達に渡されたものは原稿用紙だった。


『一人5枚づつ反省文をかきなさい。西園寺さんへの謝罪の言葉もきちんといれてね』


担任は呆然とするあたし達に更に1枚、原稿を追加した。


『これは新村さんへのいじめに対する謝罪文。明日までに書いてきて』


カンナと少し揉めただけで反省文5枚?新村へのいじめに対する謝罪文は1枚?


その差は一体何なの?


結局、担任はあたし達の話など聞こうとはしなかった。


その代りに、あたし達が全て悪いと決めつけられてしまった。