「西園寺さん、大丈夫?ケガはしていない?」
「大丈夫……。でも、千代ちゃんがカンナのこと怒るの。それに、カンナが持ってきたチョコを愛海ちゃんが踏んだの」
「え?チョコを踏んだ?」
「そう。それにね、愛海ちゃんってば楓子ちゃんのこと今度こそ殺してやろうかって言ったの……。先生、楓子ちゃん……ずっと前から4人にいじめられてたんだよ……?知ってた?」
先生がゴクリと唾を飲み込んだのが分かった。
カンナと愛海、二人の顔を交互に見つめる先生。
どちらの側につけば利口か、見定めているようだ。
「適当なこと言わないでよ!!先生、西園寺さんってば嘘ついてます。あたしたち、新村さんのこといじめてません」
「いじめてるよ~。カンナ知ってるもん!!」
「ハァ……?適当なこと言わないで!!アンタ、ホントなんなのよ!?」
愛海の叫び声が教室中に響き渡る。



