「あのさ、こんな状況でよくチョコとか配ってられるよな!?」
千代は席から立ち上がりカンナに詰め寄る。
ヒカリのことで千代も愛海も……もちろんあたしも、神経が過敏になっていた。
その後に続いた愛海がカンナの手に握られているチョコの箱を無理矢理ひったくると、床に投げつけた。
「こんなのいらないから。アンタさ、目障りなんだよ。空気読めよ、バーカ」
愛海は床に落ちたチョコの箱を右足で思いっきり踏みつけた。
ぐしゃっという音を立てて箱が変形する。
愛海は3つの箱をぺちゃんこになるまで何度も激しく踏みつけた。



