「でも、仲の良かったあたし達への最後のメッセージが『死ね』はないでしょ?こう言ったら冷たいかもしれないけど、ヒカリがバカだったんだって。あんなロクでもない男と付き合ったから。浮気者だし、金大好きですぐにたかってくるし」
愛海の言葉に違和感を感じて聞き返す。
「えっ……?愛海ってヒカリの彼氏と親交あったの?」
「別に。何回か一緒に食事しただけ。何か文句あるの?」
「文句なんてないけど……」
金大好きですぐにたかってくるしって……それって愛海に……だよね?
まさか……愛海……ヒカリの彼氏に手なんて出してないよね……?
ちらりと千代の様子を伺ってみたものの、千代は愛海の言葉を全く気にしていない様子だ。
けれど、もし愛海がヒカリの彼氏に手を出していてそれをヒカリが知ったならば『死ね』という最後のメッセージも納得がいく。
「ていうかさ、ヒカリの髪の毛が誰かに切られてたっていうのも気になるの。誰かに無理矢理切られたなら抵抗するでしょ?」
「だな~。マジで謎だらけ……」
ヒカリが警察につかまってから、あたし達3人の間にはいつもピリピリとした嫌な空気が流れている。
クラス中も、ヒカリの一件で空気が重たい。
ヒカリと仲の良かったあたし達3人をどこかはれもののように扱っている。
それに、気になることが一つ……――。



