「すみません……――!!ちょっとお話よろしいですか?」 校門の前までやってくると、テレビのレポーターと思われる女の人がマイクを片手にこちらへ駆けよってくる。 またか……。 心の中でため息をつきながら「すみません」と頭を下げて通り過ぎる。 学校側からも何も話すなと口止めされているし、もしあたしのインタビューがテレビにでも流れてしまえば大変なことになる。 『コウちゃんの大学受験の支障になったらどうするの!?』 と母は目を吊し上げて怒るに違いない。