小林さんの奥さんはそれが面白くないのだろう。 母と顔を合わせれば皮肉を言い合い、足を引っ張り合った。 我が家の弱みを握ろうと、さっきのようにことあるごとにあたしに声をかけて情報を得ようとする。 「ハァ……」 何だか朝から憂鬱だ。 あたしはため息をついてからずっしりと重たくなる足を必死で動かした。