現実の世界で一緒になれないなら、アンタみたいな男もういらない。 ――さっさと死ね。 アンタみたいな浮気男、もういらない。 「しょうがないねって何だよ……――うっ!!!!」 哲の手を振り払うと、あたしは哲の首めがけて包丁を振り下した。 斜め45度の角度で刺さった包丁は哲の首の大動脈を傷付けたようだ。 おびただしい血が首を伝い白いTシャツを汚していく。 「あっ……あぁ……ヒカ……リ……」 ナイフに力を込めて手首をひねると、哲が痛みに目を見開らく。