「ギャッ」と短い悲鳴を上げてローテーブルにぶつかった母に冷たい視線を投げかける。 「ヒカリ……――アンタどうして……――」 「もううんざりなの。お金がない生活に」 「お金ならお母さんが頑張って稼いでるでしょ?」 「稼いでる……?それは自分が生きるためでしょ」 「……――おい!!やめろって!!なにイライラしてんだよ!?母ちゃんに当たったってなんの解決にもならないだろ!?」 母をかばう哲は、だらりと下されているあたしの右腕を掴んだ。