「ヒカリちゃんってば~言ってくれたらパンなんていくらだってあげるのにぃ。それなのに、わざわざトイレに落ちたパンを拾うなんて~」 「そ、そんなわけないじゃん。変な言いがかりつけないでくんない?」 「あれ、埃まみれになってたでしょ?汚いよねぇ~、あんなの食べたらお腹痛くなっちゃうよ~?」 カンナの甲高い声が脳に響く。 やめて。もうやめて。 「黙って聞いてれば、アンタ何様なんだよ」 ずっと黙っていた愛海がカンナの肩をグッと押した。