目の前にバラバラと転がるパン。 床に落ちたはずみでタイルにチョコのシミができた。 「あっ、カンナごめんね。手が滑って落っこちちゃった」 「いいよいいよ~。掃除当番さんが拾って捨ててくれるでしょ~?」 「そうだね。もう授業始まるし行こうか?山田さん、余計なことしてごめんね」 新村はそう言うとカンナと並んでトイレを出て行った。 残されたのはあたしと3つのパン。