「お前、ウザいんだけど」 千代はそう言うと、あたしの机の脚を思いっきり蹴飛ばした。 ガシャンという音を立てて、机の上の筆箱やスマホが床に転がる。 あまりに唐突な出来事に身動き一つとれない。 えっ?な、何なのこれ……。 競技を変わってというお願いを断ったことがこんな大事になってしまうなんて……。 あたし達の騒ぎに教室中が水を打ったかのようにシーンっと静まり返る。