小学生の時、カンナは同じクラスの男の子に『バカ』と悪口を言われた。 カンナは、少しだけ変わった子だった。 小学生にしてはどこか幼くて何を考えているのかが掴みずらい。 ヘラヘラと笑っていることも多く、それを男子がからかった。 次の日、突然カンナをからかった男の子が学校に来なくなった。 そしてその翌週には、急な転勤が決まったという理由でその男の子一家は夜逃げするようにこの街を出て行った。