圧迫されていた気道にようやく酸素が送り込まれる。
ゴホゴホッと胸を抑えながら咳をしているあたしの耳にそっと口元を寄せると愛海がそっと囁いた。
「放課後、トイレにこいよ。来なかったらぶっ殺してやる」
低く押し殺した声。
狂気に満ちたその瞳には怒りの色が色濃く刻まれていた。
先生が来てくれなかったら、あのまま失神していたかもしれない。
「もう、おふざけもいい加減にしなさい。新村さん。あなた、急いで職員室に行って」
職員室……?
ホッとしたのもつかの間、あたしは先生の指示で職員室へ向かった。
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