今までずっとスマホに集中していて気付かなかった。 ……――誰かに見られている――!! 背中に感じる薄ら寒い空気にパッと顔を持ち上げる。 自分の気配を消して目だけを動かして辺りを見渡すけれど異常はない。 スマホを握りしめる手に力がこもる。 なに。一体何なの!? ゴクリと唾を飲み込む音が脳に響いた。 大丈夫。何の変化もない。 楽しそうにおしゃべりをするクラスメイト達。 普段と変わらぬ景色。 大丈夫。大丈夫。大丈夫。 わきあがる恐怖感に全身が支配された時、気付いた。