遼お兄ちゃーーーーん!



私はそう言って、小学生の頃よく近所のお

兄ちゃんの家に遊びに行っていた。

でも、まぁ近所といっても田舎なので歩い

て10分はかかるような距離だったけどね。

そうすると、外からでも聞こえるような足

音でお兄ちゃんが玄関まで走ってきて扉を

開けてくれる。



「お、由江ーーーーー!」