そして一分も経たないうちに目元がぼやけて

初めて、泣いている事に気づきました
「なんで私がこんな目に合わなきゃいけないの?」
その言葉しか出てきませんでした
Mちゃんは私が泣き止むまでそばにいてくれました
気がついたら、昼休みは終わり掃除の時間になっていました

『クラスの人に会いたくない』
『クラスに行きたくない』
『怖い』

その言葉だけ頭の中でグルグルと回っていました

担任が来て、すべて話しました
言葉は歪だったと思うけど、どんなに醜い泣き顔でも全部

ちょうどその日は運動会の総練習があった日です
怖くてクラスに行けなかった私は保険の先生と一緒にグランドで総練習を眺めていました
『こうして見ると、いいクラスなんだろうな』
そんな考えばかり頭に過るのです
グランドでも、クラスの人は私を見かけると
『何やってんだあいつ』
『何サボってんだよ』
そうゆう目で、私を見ながら笑うのです

総練習が終わる少し前に私と特別学級の友達と一緒に校舎に走って入り
教室に鞄などを取りに行き
着替えて帰りました