そんな風に、私のプロフィールの一文すら変えてしまった、律子さんのカレーライス。ただ、それを私が一緒に作ったり、食べたりする機会はあの日以来、なかなか訪れなかった。

その後も、度々テッちゃんの家に遊びに行く事は度々あったのにも関わらずだ。

私がテッちゃんの家に遊びに行く時、律子さんは買い物に行っていたり、律子さん自身も屋敷のほうの仕事を手伝ってくれていた事もあって、カレーを一緒に作るという事はできなかった。



私はテッちゃん、アッちゃんと遊んだりテレビを観たりするのもとても楽しかったが、"いつ一緒にまたカレーが作れるのか"という事が頭にあって、"律子さんが早く帰ってきますように"という事を常に神様にお願いしながら遊んでいた。