「鈴原くん...??」 「俺は、恋愛経験とかないからあれだけど。 こういうときって、泣いてスッキリした方がいいと思う。」 「...っうぅ。 うぅっ...っ!!」 雅は俺の胸の中で泣き続けた。 時間が経つと、スッキリしたのか俺から距離をおいた。 「ごめん、こんな遅くまで。」 時計を見ると、まだそんなに遅い時間ではなかったけど、そんな気遣いがなんだかくすぐったかった。