母は私を探していたと言う。 自分がしたことを棚に上げ 謝りもせず、笑顔で私を見る。 そして 『美咲のこと、迎えに来たんだ! また一緒に暮らそう』 嬉しかった。 もう二度と家族と会えないと思っていたから。 だから、母との暮らしを選んだ。 また昔のように母と暮らせると思って… 母との幸せな暮しは1週間で終わった。 母は私の知らない母になっていた。