Not to memories

さっきまでみんなが歩いていた道。

今は誰もいなくなって、私だけこの道を占領している。

道の真ん中を自由に歩いて、空を見上げると
雲しかない世界が広がっている。

誰にも気を使わなくていい。

。。。。
「よっ。いい顔してんな」

。。。。

まさとの声。

「え?なんで?」

「待ってた」

。。。。

何かになりたいたいっ

昨日言ってたっけ。

何かって。
わけわかんないし。。。どうせ。。。


「いいだろ別に?」


なんかやっぱりふっ切れてて、滝口くんキャラじゃない。。。

「滝口くんキャラ変わってるから」

「滝口じゃねぇだろ!それに変わってねぇし」

「これから学校始まるよ?いつもの滝口くんに戻ってよ」

「は?ゆなと一緒にすんな。俺はこのまんまだから。お前も素でいればいーだろ」

「素がこれだもん。それに目立ちたくないし」

「ってお前さぁー、学年トップクラスだろ。しかも一学期の結果見たのかよ?
ゆな一位だし。目立ってるだろ十分。」

「それは、テスト受けただけだし、一位だからって目立たないし」

ふーんって顔してる。
なんか前より神経が図太くなってる。。。