「小町ちゃん」
「………はい」
「大和は大きな傷を抱えている分、とても繊細な子なの。誰かに弱音を吐いたりしないし、慎重過ぎる所もあるけど、誰よりも一途で心の温かい子よ」
「……はい」
「そんなあの子がここへ、他人を連れて来たのは貴女が初めてなの」
「え?」
「男友達でも1人も居なかったわ」
「………」
「多分、大和の中では………貴女を両親に紹介したかったんでしょうね」
「っ………」
「あの子のあんな幸せそうな顔を見たのは初めてなの。好きな子がいるというのは、碧から聞いてたけど。どんな子なのか、物凄く気にはなってたのよ?」
「ッ?!」
「でも、初めて貴女を見た時に、“あぁ、なるほどね”って思ったわ」
「え?」
「小町ちゃん。…………貴女、雰囲気が姉にそっくりなのよ」
「ッ!!」
「きっと、義兄さんに愛されていた姉の幸せそうな顔が、今でも記憶の片隅にあるんだと思うわ」
「……っ……」
「姉はいつも澄ましてる感じなのに、義兄さんの前だと可愛らしい女の子になってたから」
「………」
クスッと微笑んだ叔母様はソファから腰を上げて、私に深々と頭を下げた。
「我が儘な所がありますが、どうか、大和の事を末永く宜しくお願いします。姉夫婦の分も、あの子を倖せにしてあげて下さい」
「あっ、あの……頭を上げて下さいっ!」
私は咄嗟に叔母様の肩に手を添えた。
そして、



