レストランに入り席に通されると、当然の如く、俺達は上着を脱いだのだが………。
今日の彼女の服装は、完璧な俺好みの恰好をしていた。
戯れ程度で送ったメール。
・艶のある長いストレート
・襟元は鎖骨が見える程度
・脚下のお洒落
・アクセサリーは1つまで
まさか、あれを忠実に装備してくるとは思ってもみなくて……。
思わず、彼女に見惚れてしまった。
「麻生さんは何にします~?」
「え?あっ、ん~」
ヤバい、完全に思考が停止してる。
コートをテーブル下の籐籠に入れ、椅子に腰を下ろした。
俺はメニューを見るふりをして、既にメニューに目を通し始めている彼女を盗み見る。
艶やかな長い髪を耳に掛け、デコルテラインが綺麗に見えるニットを着ている。
鎖骨に細めのチェーンが波立つ程度の控えめなネックレス。
そして、コートを脱いだ際の一瞬で俺の視界を奪い去った綺麗な脚。
ショートパンツから薄らと肌が透けるようなストッキング姿の彼女。
見るからに男心を擽るその美脚に、思わず手を伸ばしたくなる衝動を堪えるのに必死だ。
「私、チキンドリアにしようかなぁ?」
「俺は………和風ハンバーグで」
「あっ、ハンバーグも美味しそう」
「何でも好きなもんを注文しろ」
「デザートも頼んでいいんですか~?」
「フッ、好きにしろ」
「やったぁ♪じゃあ、ティラミスセットにしよっと」



