(百合side)


ザワザワザワ

朝・・・皆が登校してくる時間。

私は皆より早く学校に来て一人読書中。

すると、近くにいた女子が・・・



「ねぇねぇ、また月影さん1人だよ。」

「あんたなんであんなやつのこと、気にしてんの。」

「そうだね。気にした私がバカだったわ~。アハハ」


うるさい。女子はいつもそう。
みんなが軽蔑する目で私を見る。
でも私は構わない。
何故なら、人なんて信じられないから。
信じたってどうせ、裏切る。

「助けてっ!」

って言っても、誰も助けてくれない。






そんなことを毎日のように考えていた。
でも、思いもしなかった・・・
あんな、大変なことが起きるなんて。
考えてもみなかった・・・