「まぁ、もう由美ちゃんとキスすることなんてないんだから、消毒なんて必要ないでしょ」


もう、誰にもさせたくないもん……ね。



「美咲せんぱ~いっ」


食堂に、聞いたことのある声が響く。



「あ、由美ちゃん、たっくん。
こんにちは」



「「こんにちは」」


由美ちゃんとたっくんが、

私たちが食べてるテーブルまできた。



「あのですね、
今日は用があってきましたっ」



「用?どうしたの?」