「美咲、何もされてないか?うん?」
輝は私の顔を覗き込む。
「お前……頬赤くね?」
「あぁそれは先輩に叩かれて……」
「叩かれたぁ!?」
輝は声を荒げた。
あ……
「おいお前らっ
美咲に何してんだよっ」
輝はづかづかと、
先輩たちに近づき、胸倉を掴んだ。
「って、輝ダメだよ!
女の子に暴力はっ」
私は立ち上がって、輝を止める。
「あぁ?美咲殴っといてふざけんなよっ」
「べっ別に殴ってないし!
高木さんが勝手に入ってきただけよ……」
「殴ったも叩いたも、
美咲を傷つけたことに変わりはねぇ。
俺からも一発叩かせろ」
「だっダメだってば!」
輝の手を触っても、ビクともしない……。

