♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



「ださかったし、
部活の先輩たちからいじめにあってたんです」


いじめ……。


「今となっては、
私も悪い部分あったんですけどね」


笑いながら言う由美ちゃん。



「誰かに助けは求めなかったの……?」



「みんな怖がって、ダメでした。
たっくん……
あぁ、私と一緒にいた男の子覚えてます?」



「あ、好青年って感じの子?」


私より数cm大きくて、

サラサラな黒髪で、

見た目からしていい子そうな感じだった。



「そうです。石田拓海って言うんですけど、
たっくんって愛称がありまして」



「そのたっくんがどうしたの?」



「たっくんだけは心配してくれたんです。
クラス委員長もやってたんで、
私のことも心配してくれたんでしょうね」



「そうなんだ」


たっくんか……


ほんとにそれだけの理由なのかな?