「あの、今朝はすいませんでした。 私、先週具合が悪くて学校を休んでいて、 先輩に彼女が出来たこと知らなかったんです」 なるほどな。 どおりで知らないわけだ。 「私、先輩が好きです」 そうきたか。 いや、なんとなく今日の様子で、 俺のこと好きでいるんだと思ったけど…… 今は美咲も隣にいるのに、 度胸あるな……。 「ありがとう、でもごめんな。 俺は今朝も言った通り、 美咲と付き合ってるんだ」 美咲を引き寄せ、 彼女アピールをする。 悪いけど、俺は美咲一筋になったんだよ。