「もしかして、これを観せたくて……」
「あぁ。この間の夏祭りもゆっくり出来なかったし、美咲と2人でどこか出かけたくてさ」
「そうだったんだ。ありがとう!」
まさか花火まで観えるなんて……来れて良かった。
花火は30分くらいで終わった。
「また来ような」
「うん。次は4年後か~」
「4年なんてあっという間だろ」
「そうだね」
4年ってことは、私たちは大学生か。
自分が大学生って全然想像できない。
「4年後も、8年後も、ずっとずっと先も一緒に観たいね」
「あたりまえだろ」
輝はまた私を抱きしめる。
「そうじゃなかったら許さねぇから。俺のそばから離れんなよ」
「うん……!」
私たちは今日2度目のキスをした。
それはとても暖かくて、今までで1番幸せなキスだった……。

