♥続・甘々な俺様とふたりきり♥




「昔はさ、うまくいかなかったことがあるたびにここにきてたんだ」



「え?完璧な輝が?」



「だから俺は完璧な人間じゃないっての。俺にだって悩みごとくらいある」



「今も何か悩み事あるの?」


気づかなかったけど、輝は何か抱えてることでもあるのかも……。

だから、今日ここにきたのかな。



「いや、ねぇよ」



「じゃあ何でここに?」



「今日は特別」



「……?」


特別ってどういうこと?



「けっこう暗くなってきたな。ちょっと縁まで行こうぜ」



「うん」


輝に手を引かれ、奥まで進む。



「わぁ……」


思わず声が出てしまった。


丘から望む景色があまりにも綺麗だったから。


街は灯りをつけはじめ、

オレンジがかった灯りと外の暗がりがとても綺麗だ。


こういう高台では見たことがなかったから、私は感動した。