「すごいルンルンだね。可愛い」
「そうだな」
「……」
「な、なんだよっ」
いや、ちょっとびっくりした。
「輝、可愛いって思うんだ。あんなに子ども苦手って「苦手じゃねぇ。距離を置いてるんだ」
こんな時でも認めないのね……。
「まぁこんな近い距離で接することなかったし、子どもって可愛いって思わなくもない……」
輝は顔を赤くしながら言う。
「それなら良かった♪」
「ちょっとだけな。ちょっとだけだから!」
「強がらなくていいのに~素直に認めちゃいなよ」
「うるせぇ//」
すごい顔真っ赤だ……何かこれはこれで輝が可愛い。
「てか、美咲は早く支度してこいよっ」
「あ、そうだった。じゃあ準備してくるね~」
私もお祭り楽しみだな~。
今日は、楽しいお祭りになるといいな。
「輝~俺の甚平姿かっこいいだろ?」
「俺が着た方がかっこいいけどな」
「俺の方がかっこいいしっ」
「まだまだ~」
2人とも、最初に会った時と見違えるほど仲良いね。
じゃれあってる……。
洗面台で用意をしつつ、ちらちら2人の様子を見て癒される私であった。