「わぁまた負けた~」
「美咲弱いな」
「も、もう1回!」
全然輝くんに勝てない……。
前にみんなでやった時も1勝も出来なかったんだよね。
「よっしゃーまた勝ち!」
「……輝くん強いね」
「美咲が弱いんだろ」
「っ!!」
後ろからぐさっと刺さる一言が聞こえてきた。
「輝見てたの?」
ずっとケータイいじってるのに。
「大声で『きゃー、わぁー』とか叫ばれてたら見るっての」
「ご、ごめんなさい//」
私はTVゲームが向いてないんだ……。
「輝~交代してよ」
「めんどくせぇ」
「俺に負けるのが怖いのか?」
「はぁ?」
あわわっ……また険悪ムード。
「いいぜ。やろうか」
ニヤっと笑う輝。
「輝。ちょっとくらい手加減してよ」
こそっと耳打ちする。
「あぁ。分かってるって」
この笑顔……絶対分かってない。

