♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



「美咲……っ!」


隣の教室に入ったら、

クラスメイトが一部に群がっていた。


そこには、

机に伏せてる美咲がいた。



「輝くん!?どうして?」


美咲のそばにいた優里ちゃんは、

びっくりしていた。



「ここの担任が俺のクラスに来て……
美咲、大丈夫か?」



「……輝?ごめんね、心配かけて……」


無理して笑ってそう言う美咲。


昨日からちょっと様子が変だったのは、

具合が悪かったからなのか……。



「美咲ちゃん、終わった瞬間
椅子から崩れ落ちて……
何とか起こして机に座らせたんだけど、
すっごい具合悪そうでっ……」


優里ちゃんの目には、涙が溜まっていた。


よほどびっくりしたんだろうな……。



「おい、高木大丈夫か!?
今、保健の先生連れてきたからっ」


俺のクラスの担任は、保健の先生でもある。



「風邪かしらね……。
寝不足も重なって、悪化したのかも。
一度、保健室に運び「俺が運びます」



「え、高橋くん!?
あなたはうちのクラスに早く戻って……って、高橋くんっ」


俺は担任の言うことも聞かず、

美咲をお姫様抱っこする。



「っ!ひ、輝……おろし「無理。暴れるな」


美咲は俺の腕の中で暴れてるが、

力なんて全然なく、弱弱しい。



「じゃあ、後は俺に任せてください」



「はぁ……仕方ないわね。
ちゃんと保健室に連れてって、
見てもらってね」



「はい」



野次馬の群れを通り抜けて、

保健室に運んでった。