♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



キーンコーンカーンコーン


いつの間にか50分のテストが終わった。



「わぁ~……。終わった終わった。
あれ?輝寝なかったのかよ」


俺の席に来ては、そんなことを言う大地。


「寝起きじゃねぇの珍しいな」



「まぁな」



「あ、美咲ちゃんのこと心配で、
寝られなかったんだっ?」


図星だが、

コイツに言われるとムカつく。



「別に眠くなかっただけだよ。
それよりお前は大丈夫なのかよ」



「まぁ簡単だった~」


あぁそうだ。

大地もこう見えて頭良いんだった。



美咲、大丈夫か……。



「うん?何か騒がしくね?」



「?たしかに……」


外がうるさい気もする。



ガラっ

「すいません先生っ
高木が具合悪そうで……。
ちょっとうちのクラスに来てください!」



隣のクラスの担任が入ってきた。


高木?

高木って、美咲だよな……?



「あ、高橋くん!?」


担任に呼ばれたが、

俺は居ても立っても居られず、

教室を飛び出た。