♥続・甘々な俺様とふたりきり♥




登校してる間の美咲は、

不安そうな顔をしていた。


美咲にとっては、

このテストは人生かかってるもんな……。


まぁ、俺にとっても大事なんだけどな。



「じゃあまた後でねっ」



「美咲、ここまで頑張ったんだし、
絶対出来るから。
自信もって戦って来い」



「うん!頑張ってくるねっ」


笑顔の美咲を見送って、

俺も教室に入った。



そして2時間のテストが始まった。


テストを解いてる間にも、

俺は美咲のことが心配でならなかった。


向こうの問題はどんなんだったんだ……。


今日の難関は、数学。


数学は覚えるわけにもいかないし、

解くしかなかった。


テストを解き終わった時は、

いつもすぐに寝ていた。


しかし今日は、

美咲のことだけしか考えられず、

目を瞑っても、美咲が浮かぶ……。


どんだけ心配性なんだ俺……。