当日の朝、 美咲の様子が変だった。 「……」 美咲は無言でご飯をパクパク。 てか、食えてねぇ。落ちてる。 「美咲、落ちてる」 「へぇっ?あ、ご、ごめん」 「大丈夫かよ……。 勉強し過ぎておかしくなったか」 「大丈夫!今、英単語覚えてるの。 頭の中がぐちゃぐちゃする~」 美咲が全然大丈夫そうじゃない。 ぐちゃぐちゃって相当だろ……。 「気楽に頑張れよ?」 「うんっ!ありがとう」 そうして、俺たちは学校に行った。