「たまたまでも、私のために
お願いしてくれて嬉しかった。
ありが……「まて」
お礼を言おうとしたら、
突然、輝によって言葉を遮られた。
「そのお礼の言葉は、
美咲が成績上がってから聞いてやる。
聞けることが出来たらだけどな」
「ちょっと、上から目線!?」
「だって、今日やっても、
全然成果がないじゃねぇか」
……たしかにまだ成果は出でないかもしれないけど、今日は問題を自力で解けたし。
少しくらい褒めてくれたっていいのに。
「まぁ、その問題だけは出来たみたいだけど」
そう言って、私が解くことが出来た問題を指す。
「輝が言ってくれたからね。
この問題だけは自分で頑張れって」
「美咲だったら、すぐ聞くかと思ったけど、
よく頑張ったな」
と、さっきのように、
また頭をポンポンされた。
何か心地いい……。

