「たく……早く勉強するぞ」 「う、うん」 さっきは隣同士だったけど、 輝は向かいに座り始めた。 そして、また勉強開始。 「ね、ねぇ輝」 「なに?」 「今日、2人とも たまたま連れてきたって言ったよね。 何で嘘ついたの?」 聞き間違えてはないはず。 そして私の質問に、輝の手が止まる。 「……嘘じゃねぇ。 たまたま誘ったら空いてたから 連れてきただけだよ。 たまたまだ、たまたま」 「へぇ~……」 たまたまを繰り返す輝が、 何故か可愛く思えた。