「ごめんね。
優里も大地くんも、家に来てもらっちゃって」
放課後、輝の後ろには、
優里と大地くんがいて……
『まぁ、たまたまいたからな。
誘っといた。
3人入れば、美咲の頭も大丈夫だろ』
その場にいた優里と大地くんを、
誘ってくれたらしい。
輝に嫌味ったらしく言われけど。
『3人も家庭教師いるんだから、
せいぜい頭柔らかくなれよ~』
思い出すと、またムカついてきた……!
でも今は勉強、勉強っと……。
優里は文系が得意で、
大地くんは理系が得意らしい。
ちなみに輝は、
オールマイティーらしいけど……。
人生不公平だなぁ。
こんなかっこいい人が、
勉強も出来て、スポーツも出来るなんて。
私にも少し分けてよ……。
「輝、分けてよ」
「はぁ?何が?」
「……なんでもない」
『あなたの頭脳を分けてください。』
なんて言ったら、
『アホなこと考えんな』
とか言われそうだもん。
集中集中!
「夏休み、補習にならないように頑張るねっ」
「私も美咲ちゃんが
夏休み中補習なんて嫌だもん!
一緒に頑張ろっ」
「うん。ありがとう!」
みんなに助けてもらっちゃってるんだから、
これは絶対に頑張らなきゃ!
とはいうものの……
横にいる輝がおかしい。
「輝、これ分からないんだけど……」
と、問題集を見せれば、
「それは大地に聞け」
なんて言って……
全く教えてくれないんだけど?!
私に勉強教えてくれるんじゃなかったの?

