「でも、輝先輩も良い人だと思いますよ……」
「え?」
「見ず知らずの私を助けてくれたんですもん。
お礼言いそびれちゃったけど、
あの時はありがとうございました」
深々とお辞儀する安藤。
「ちょ、待てやめろよっ」
あいつらが見てるんじゃないかと思ったが、どうやらゲームに夢中のようだ。
「だからあれは石田が助けたんだから。
俺は別に大したことしてない」
「それでもやっぱり輝先輩も良い人です」
「たく、お前そんな褒めるなよ~」
照れるじゃねぇか~。
「美咲先輩と比べたら底辺ですけど」
「お前な……
下げて、持ち上げて、下げてって、
どんだけ性格最悪なんだよっ」
照れた俺がバカみたいだ。
「言っておきますけど、
私の方が美咲先輩好きですから」
「はぁ?何言ってんだよ。
俺のが好きだから」
「へぇ~……」
はっ
「ちょ、今のは……」
ニヤニヤしながら見てくる安藤。
何言ってんだ俺……//
「美咲先輩傷つけたら許しませんからね」
「傷つけねぇよ」
正樹とのことで傷ついてたんだ。
これ以上傷つけたくねぇよ。
___________……
「美咲先輩って、
照れるときすごい可愛いですよね~」
「だよな~。可愛いんだよ」
それからなぜか俺たちは、
美咲トークで仲良くなっていた……。

