「飛鳥(あすか)ぁ! 早く起きないと遅刻するよー」 安心感すら覚える聞き慣れた声が 一階から聞こえてきた。 返事をする余裕など今の俺にはなくて 制服を適当に着て近くにあった スクバ代わりのリュックを取って 一階に降りていった。