四百年の恋

 「そりゃ、ご忠告どうも」


 とりあえず礼だけ述べてから、


 「お前が俺に、そんなことを言う資格があるのか? 真姫」


 真姫を問いつめ始めた。


 「お願い、圭介くん。分かって」


 「何をだよ」


 真姫との間合いを詰めた。


 「……」


 真姫は何も答えなかった。


 「大した理由もないのなら、どうして今になって俺の邪魔をするんだよ」


 圭介は真姫に反撃を始めた。


 「違うの」


 「何が違うんだ。お前に俺の気持ちが分かるか? 18年間苦しんで、身も心も粉々になりそうなのを一人耐えてきた、この俺の気持ちが」


 「それに関しては……。謝罪の言葉も見つからないくらい、申し訳なく思っている」


 「謝られても、もう俺の18年間は取り戻せないんだよ。死ぬほどの勇気もなく、ただ生きているのもつらくて、毎日毎日後悔して……」


 「……」


 「そんな日々が18年間ずっと続いた。勝手に死んだお前は楽でいいよな。突然捨てられた俺は、死ぬよりつらい生き地獄に一人取り残されたんだよ!」


 圭介は一方的に真姫を責めた。