***
……肌にぬくもりを感じた。
窓から迷い込む海風に、その長い髪は緩やかに揺れて、
(美月姫……!?)
圭介は混乱した。
(どうして? 俺さっき確か、彼女を家まで送り届けて……)
家に入っていくのを確かめて、それから自分も帰路に着いたはず。
何事も起こらないままに。
(それが今、どうしてこんなことに……)
おやすみの挨拶をして、立ち去ったはずなのに。
経緯が分からない。
(それより、ここはいったいどこなんだ)
自分の部屋でもない。
美月姫の部屋にしても、何か変だ。
底知れぬ暗さ、果てしない寂しさに満ち溢れた部屋。
とても年頃の女の子の部屋ではない。
(まさか、ホテル? ……何が何だか分からない)
相手は未成年で、元・教え子。
うかつに手を出すわけにはいかず、しばし自制していた。
なのに自制心を、いとも簡単に打ち砕いてしまったらしい。
(どうして俺は……!)
圭介は自分がやらかした事態に対して実感が湧かず、右手で顔を覆った。
……肌にぬくもりを感じた。
窓から迷い込む海風に、その長い髪は緩やかに揺れて、
(美月姫……!?)
圭介は混乱した。
(どうして? 俺さっき確か、彼女を家まで送り届けて……)
家に入っていくのを確かめて、それから自分も帰路に着いたはず。
何事も起こらないままに。
(それが今、どうしてこんなことに……)
おやすみの挨拶をして、立ち去ったはずなのに。
経緯が分からない。
(それより、ここはいったいどこなんだ)
自分の部屋でもない。
美月姫の部屋にしても、何か変だ。
底知れぬ暗さ、果てしない寂しさに満ち溢れた部屋。
とても年頃の女の子の部屋ではない。
(まさか、ホテル? ……何が何だか分からない)
相手は未成年で、元・教え子。
うかつに手を出すわけにはいかず、しばし自制していた。
なのに自制心を、いとも簡単に打ち砕いてしまったらしい。
(どうして俺は……!)
圭介は自分がやらかした事態に対して実感が湧かず、右手で顔を覆った。



