次の夜も、姫の元に冬雅はやって来た。
前夜とは違い堂々と正門から訪問し、姫の部屋に上がり、少しばかり酒を酌み交わし。
「今日は、抵抗しないのか」
そして冬雅は、姫を求める。
「私が逃れられぬよう外堀をお埋めになったのは、どこのどなたですか」
投げやりな口調で姫は言い返した。
「確かに。そなたを捕まえておくためには、手段を選ばないかもしれない。騙し討ちにしてでも落城させてしまいたい女だ」
冬雅は苦笑した。
「卑怯な方。それと同じ手法で、冬悟さまを追い詰めたのですね」
姫の襦袢が紐解かれる。
「城の内外の者が皆、私を非難がましい目で見ている。そなたを手に入れんがためになぜ、そこまでの犠牲を払えたものか……」
体が重なる。
「弟殺しの汚名を着せられてもなお、私はそなたを求めてやまない」
昨日の強引なやり方とは対照的に、この夜は優しく抱かれた。
それでも姫の気持ちは陰鬱な冬の空のようだった。
前夜とは違い堂々と正門から訪問し、姫の部屋に上がり、少しばかり酒を酌み交わし。
「今日は、抵抗しないのか」
そして冬雅は、姫を求める。
「私が逃れられぬよう外堀をお埋めになったのは、どこのどなたですか」
投げやりな口調で姫は言い返した。
「確かに。そなたを捕まえておくためには、手段を選ばないかもしれない。騙し討ちにしてでも落城させてしまいたい女だ」
冬雅は苦笑した。
「卑怯な方。それと同じ手法で、冬悟さまを追い詰めたのですね」
姫の襦袢が紐解かれる。
「城の内外の者が皆、私を非難がましい目で見ている。そなたを手に入れんがためになぜ、そこまでの犠牲を払えたものか……」
体が重なる。
「弟殺しの汚名を着せられてもなお、私はそなたを求めてやまない」
昨日の強引なやり方とは対照的に、この夜は優しく抱かれた。
それでも姫の気持ちは陰鬱な冬の空のようだった。



