「そなたがおとなしく、私のものになれば」
「殿……?」
西日が差し込む広間の畳の上。
姫は抵抗することもできず、畳に押し倒され。
(体と引きかえに、殿は冬悟さまの命を救うと……?)
触れられたくないが、逆らえば冬悟は間違いなく命を失うのは姫にも想像がつく。
(嫌だけど……。冬悟さまの命を奪われるよりは……)
姫は目を閉じた。
すると、
「震えて嫌がる女を脅して抱くのは、風流ではない」
冬雅は不意に姫から離れた。
「……」
姫は冬雅の反応を確かめながら身を起こす。
「今宵は安藤の屋敷に戻って、ゆっくりしてるんだ。風呂にも入ったほうがいい」
大沼から馬を飛ばしてここ福山城まで舞い戻ってきた姫は、全身泥まみれだった。
何より冬雅が冬悟のことをどうするつもりなのか想像が付かず、不安は募るのみだった。
「殿……?」
西日が差し込む広間の畳の上。
姫は抵抗することもできず、畳に押し倒され。
(体と引きかえに、殿は冬悟さまの命を救うと……?)
触れられたくないが、逆らえば冬悟は間違いなく命を失うのは姫にも想像がつく。
(嫌だけど……。冬悟さまの命を奪われるよりは……)
姫は目を閉じた。
すると、
「震えて嫌がる女を脅して抱くのは、風流ではない」
冬雅は不意に姫から離れた。
「……」
姫は冬雅の反応を確かめながら身を起こす。
「今宵は安藤の屋敷に戻って、ゆっくりしてるんだ。風呂にも入ったほうがいい」
大沼から馬を飛ばしてここ福山城まで舞い戻ってきた姫は、全身泥まみれだった。
何より冬雅が冬悟のことをどうするつもりなのか想像が付かず、不安は募るのみだった。



