秋は憂鬱。

「いや、いいよ!」



「遠慮すんなって!」



無理矢理乗せられた。



「え!? 重いから!」



おろしてーと海翔の肩を叩いた。



「大丈夫、軽いから!」



えぇー。



もういいや!



おんぶをしてもらって家まで送ってもらった。



「ありがとう、もう大丈夫!」




おろしてくれた。



「そっか! 良かった。」



「うん! 本当助けてくれてありがとう」



「おう! なんかあったら言えよ」



「うん!」



話してるとタクシーが目の前で止まった。



誰だろう?



ーガチャ


タクシーから出てきたのは……



「お、おねちゃん!?」



今日は帰ってこないんじゃ?




おねちゃんはジロジロと海翔を見た。



しかも……




「お兄ちゃんも!?」



お兄ちゃんはすごく過保護。



怖いくらいね……



でも2人とも大好き!



「どうしたの2人とも!?」



おねちゃんが海翔をチラチラ見ながら言った。



「あ、花音の携帯がコンビニの裏路地から動かないって優也がうるさいから見にきたの」



私のお兄ちゃんとお姉ちゃんは双子。


優也と優花。



携帯のGSP機能か……



さすがお兄ちゃん。



「何かあったのかと思ったぞ。」



「大丈夫だよ、お兄ちゃん、お姉ちゃん!」



「我が妹よ、可愛い!」


「お、お姉ちゃん!」



「お? そこの男は誰だ、花音」



「えっとクラスメイトだよ!」



「山崎海翔です。」


「なんでクラスメイトがここにいる?」



わー、ちょっと不機嫌。